社会福祉法人滋賀県社会福祉協議会「第三次経営計画」が動き始めました!
2024年度から2028年度の5年間を期間とした、滋賀県社協の目標を実現するための具体的な方針や事業の戦略を示した第三次経営計画を策定しました。
第三次経営計画の策定まで
これまで、滋賀県社協は2016年度から2018年度までの3か年の第一次経営計画、2019年度から2023年度までの5か年の第二次経営計画を経てきました。
第一次経営計画では、「滋賀の縁創造実践センター」とともに、「今、ここにある課題」に対して実践を通して挑戦する組織へ変革し、“新たな福祉しがの創生”を目指しました。
第二次経営計画では、一次計画の実践を踏まえた上、「ひたすらなるつながり」の実現のため「発信力」「共感力」「共働力」「つなぐ力」「現場力」の5つの力を磨き、住民や福祉関係者とともに地域の生活課題解決に向けた取組をすすめ、「縁の架け橋」という志を様々な事業に架けてきました。
そして、これまでの実践を振り返り、今後5年間に向けて滋賀県社協はどうあるべきか?何をすべきか?などについて議論を重ね、内部での検討、理事会での議論を踏まえ、令和6年3月理事会において「第三次経営計画」が承認され、決定しました。
第三次経営計画のスローガンは「実践と協働の進化」
社協は広く、社会福祉・地域福祉にかかわる個人・団体の参加を得て活動していく団体であるという原点に立ち返り、地域福祉の充実を目指した活動を行うため、様々な団体・関係者と協働し、ネットワークを生かしながら実践を進めていくことをスローガンとして掲げました。
目指す滋賀県社協の姿
定款第4条に定められている経営方針(「ひたすらなるつながり」の理念のもと、「発信力」「共感力」「共働力」「つなぐ力」「現場力」の5つの力を磨き、住民や福祉関係者とともに地域の生活課題解決に取組むものとする。)をベースに、今後5年間で、「こんな組織になろう」という目標について示しています。
ⅰ「人間的共感に根ざした人々のつながり」をつくる組織
ⅱ県内社協のネットワークを強化し、人材育成と実践の推進に取組む組織
ⅲ公私共働のもと、「滋賀の福祉人」づくりに取組む組織
ⅳともに生きる地域社会の実現のため、当事者団体とのつながりを大切にする組織
ⅴ職員が熱意と意欲をもって、働きがいを実感できる組織
滋賀県社協は県全域の地域福祉においてリーダーシップを発揮し、様々な連携・協働による実践をすすめる組織を目指していきます。
事業の柱
滋賀県社協が取組むべき事業を大きく6つの柱に分類し、柱を中心とし、取組の方向性、具体的な取組み、主な目標を掲げています。
1の柱:ともに生きる地域社会に向けての新たな縁の創造実践
2の柱:子ども・若者たちとともに生きる地域社会づくり
3の柱:滋賀の福祉の人づくりの推進
4の柱:つなぐ力を生かした生活者支援の推進
5の柱:ともに生きる地域福祉を構築するネットワークの強化
6の柱:「ひたすらなるつながり」のもと創り上げる地域福祉の発信
第三次経営計画においては、滋賀県社協の各部署の事業をいずれかの柱の取組に組み込んでおり、どの事業も重要と位置付けています。
法人としての安定経営を基盤に、現場目線・当事者目線を持った地域福祉実践を推進していく内容となっています。
実践にむけて
いくら良い計画を策定しても、実行しなければ絵にかいた餅になってしまいます。都度、計画を振り返り、進捗確認することが重要になってきます。
日々の業務に流され、現場目線・当事者目線を失っていないか?この仕事は誰にとって、どのような意味を持つのか?地域福祉の推進に寄与しているのか?などなど、思考し、議論し、実践する姿勢を持って、役職員一丸となって進んでいく滋賀県社協を創っていきます。